歯肉炎と歯周病の治療期間の目安

早めに治療したいと思う歯肉炎と歯周病ですが、歯周病は最初は痛みなどの症状がなく知らない間に進行していることがあり、歯茎が腫れたり歯みがきする際に出血することで気が付くこともあります。
たとえ歯茎が腫れていても体調が良い場合には腫れが引いたり痛みがなくなることもあり、放置してしまって治りにくくなることも考えられます。


歯肉炎と歯周病を放置しても自然治癒することはありません。
自然治癒せずに症状が進行することで歯茎が下がり、歯がぐらつくことにもつながり、症状が現れてから歯科医院を受診することもあります。

歯周病は歯周病菌によって起こる感染症で、歯肉炎から徐々に段階を経て進行し、歯周病菌は心筋梗塞などの血管病や糖尿病などの内科系の疾患を引き起こす要因にもなりかねません。
歯周病菌は歯石や歯垢に付着していて、ブラッシングや歯石除去で常に綺麗に除去しないと再発していしまいます。
歯科医院で定期的に歯のクリーニングをすることも必要なことです。
歯科医院では歯周病の検査があり、全体像のレントゲンを撮り骨の状態を確認し、専用器具で歯周ポケットの深さを測ります。
ポケットの深さを測りながら出血する部分や歯のぐらつきなどを確認します。

歯周病の初期は歯周ポケットの深さが3~4mm程度で、歯が痛むと浮いた感じがあります。
この段階の治療期間の目安は平均1~2ヵ月で4回程度の治療になります。

中期は歯周ポケットの深さが5~7mm程度で、歯茎が下がり歯が伸びたようにも見えます。
歯を支えている歯槽骨が溶けだすこともあり、治療によっては歯を残すことが可能な状態です。
治療期間は状態によって3ヵ月から1年かかることがあります。
手術が必要な場合もありますが、この場合は歯槽骨再生手術となることが多いため、殆どが保険外治療となります。

悪化してしまった状態は重度で、歯周ポケットの深さも8mm以上になります。
重度は歯を支えている骨が溶けて3分の1まで減少してしまいます。
治療期間は1年以上で、歯科医院の判断によっては抜歯する場合もあります。
手術する場合は中度のような歯槽骨再生手術などで保険外治療です。

歯周病は軽度の歯肉炎から骨が溶ける重度の状態まで進行します。
歯周ポケットに侵入した細菌を除去するのは歯科医院でも難しいもので、治療期間は長くなります。
歯周病の治療には投薬で抗生剤を使うこともありますが、投薬では耐性菌が生まれることもあり抗生剤を使いすぎるとばい菌が繁殖して炎症が悪化することになります。
軽度の歯肉炎の段階で早めに治すことが大切です。